CentOS 6のインストール その1

それでは、前々回インストールしたVMWare Playerに前回ダウンロードしたCentOS 6をインストールしていきます。今回はVMWare Player側の設定を行います。

まずVMWare Playerを立ち上げ、新規仮想マシンの作成を選びます

仮想マシンとはCentOSを動作させるのに使う見かけ上のマシンです。Windows側からは単にVMWare Playerが立ち上がっているようにしか見えませんが、CentOS側からはそこにマシンが一台あるように見えます。今後CentOS上での作業は、すべてこの仮想マシン上で行うことになります。

次は後でOSをインストールを選びます。この段階でCentOSのインストーラディスクを選択してしまうと言語設定が必ず英語になってしまうので、今回はその方法はとりません。

次はゲストOSの選択です。ゲストOSとはこれからインストールされるOSのことで、今回の例はCentOSのことになります。ちなみにインストールされる側のOSのことをホストOSといい、今回の例ではWindowsのことになります。

ゲストOSではLinuxを選び、バージョンはCentOSを選びます。ダウンロードしたOSに応じてCentOS(32ビット版のことです)かCentOS 64ビットかを選んでください。

次に仮想マシンの名前を決めます。お好きな名前をどうぞ。ファイル名に使える名前であれば日本語でも大丈夫です。

次はディスク容量の指定です。ここでいうディスクとはCentOSがインストールされる見かけ上のハードディスクで、Windows側からは単なるファイルに見えます。このディスクの容量を決めるのですが、仮にここで20GBと指定したとしても、実際に20GBのファイルがWindows上に作られるわけではありません。CentOS上にある全ファイルが収まる分だけの容量になり、CentOS上のファイルが増えるにしたがってWindows上での容量も増えていきます。

このように必要以上の容量をとられてWindows上のハードディスクが圧迫されることはないので、深く気にせず初期設定のままでいいかと思います。ちなみに普通にCentOSをインストールした場合のファイルサイズは3GB程度です。

次に単一ファイルとして格納するか複数のファイルに分割するかですが、個人的には管理が楽な単一ファイルのほうがお勧めです。ですが複数ファイルでも特にCentOSの動作が変わるわけではないのでどっちでもいいかと思います。今回は単一ファイルを選んだものとして進めます。

以上で仮想マシンを作成する準備完了となります。ですが完了ボタンをクリックする前に一度ハードウェアをカスタマイズボタンをクリックします。ここでCentOSがインストールされる見かけ上のマシンのスペックを変更することができます。

ここで新規CD/DVD(IDE)を選択し、さらに接続からISOイメージファイルを使用するを選択します。ここで前回ダウンロードしたCentOSのインストーラの中から、32ビット版であればCentOS-6.2-i386-bin-DVD1.isoを、64ビット版であればCentOS-6.2-x86_64-bin-DVD1.isoを選びそのパスを指定します。こうすることでこの仮想マシン起動時に自動的にCentOSのインストールが始まります。

ほかにもいろいろと設定がありますが、今回は初期設定のままでいいでしょう。なお、メモリは652MB以下にするとデスクトップ環境をインストールできなくなるので注意してください(私は一回ここではまりました(笑))

以上でVMWare Player側の設定は完了です。長くなりましたので、CentOS側の設定は次回に。